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衿の始末   

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三つ衿芯。上部裏衿と表の縫い端しとの間、衿の縫い目に三つ衿芯の端を合わせるようにして、蝋引き糸で縫い付けます。三つ衿芯は、広襟の場合:1尺×2寸9分(衿の巾-1分)の大きさ、私は主人のカッターシャツのいらなくなったものや新モスを利用します。

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衿先の始末部分。衿先の留めから1センチ先を、中心部分は裏を1分控えて、衿巾だけ縫い(写真)。次に留めの位置から裏に折り衿付けの縫い代に綴じ付ける。

大事なところの写真が取れていないのですが~。表にひっくり返し、衿巾のところを表布、裏布を少しすくって5センチ位糸を長く付ける(下の写真、黒い糸のこと)。裏から同じところを縫い糸(1本)ですくって留める。

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衿先布部分を先に作る。衿のヘラ、衿先布の寸法(ここでは6寸5分)を目安に表衿と裏衿を合わせて待ち針で止めておく。

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衿辻部分(背縫い)と衿先布のヘラまでをヘラ台に真っ直ぐに張る(上:衿裏布、右:衿先、左:衿辻)。衿巾を折る。三つ衿芯とおくみの端の部分を折った衿布に表の糸で綴じる(動かないようにの意味)

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裏衿を、表衿より1分5厘ほど控えて折る。もう片方も同じように始末する。ピーンと張ると均等に整うけど、もし裏衿布がつったり、たるんだりした時は、掛け襟の間で均等に直す。

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衿先部分より絎ける。衿先部分は、衿先布の色糸で、他は白糸で絎ける。

by tsubara_tsubara | 2009-10-25 23:33 | 和裁のお稽古

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