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再び法衣   

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再び法衣を縫っています。和裁先輩が縫う予定だった法衣を、私が縫っているのです。しかも二人分。4枚目ともなるとちょっときれいに出来上がっています。袖の丸み。

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男子の着物は袖の振りを縫いつぶしてしまいます。人形と言うのですが。生地の縫い端のたたみかたがあります。その部分です。

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同じく人形部分の始末です。重なった部分のみちどり掛けで縫い付けます。

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ひっくり返すと人形の出来上がりです。角がしっかりと出来ました。

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袖付け。肩山から前後に10センチほどちどり掛けをします。袖を通す時、スムーズに着れる様にします。

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袖付け部分に笹縫いをします。袖付けが痛まないためにします。

# by tsubara_tsubara | 2010-05-15 20:15 | 和裁のお稽古

道中着と単   

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道中着はこのように出来上がっています。飾り紐部分です。花の中心の色を変えて良かった。母の着物が私のコートに生まれ変わりました。この道中着は秋まで出番を待つことになります。

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次に縫っていた単も出来上がりました。お茶のお稽古に着て行った時の帯合わせです。博多帯献上柄です。独身時代の帯ですが、実はこの帯、リバーシブルなんです。その時代このような帯が流行りました。献上柄の反対は、正統な柄なんです。私は主に正統柄を締めていました。だから献上柄を締めるのは、ほぼ初めてと言っても良いくらいなんです。今の時代の博多帯と違って、丁寧に織っています。締め具合もとても良い。着物が地味なので、この帯も似合いました。

# by tsubara_tsubara | 2010-05-06 19:19 | 和裁のお稽古

単、衿付け   

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これは襟肩空きの補強に使うものです(下が完成形)。2寸四方の生地を正バイヤスに折り、それを5分の巾に切り、その中心を小針に縫って、ちぢめる。バイヤスを生かして、輪の方をこてで伸ばすと下のようなものが出来る。私達お稽古仲間では、これを ”ぎょうざ” と名付けています。

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着物の裏、襟肩空きの部分に絹しつけ糸で縫いつける。右が後、左上の仕付け糸でとじている部分は、前回この着物が袷として仕立てていた時の襟肩空きの位置です。今回は繰越部分に襟肩空きをあけています。この仕立て方法は、着丈が短い時にする方法です。丈がほんの僅か長くなります。

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衿を付けました。右が前身ごろです。昔の着物は掛け衿など短く仕立てていましたが、現在は2寸ほど長く仕立てます。そうすると、衿の生地が足らなくなり、この着物のように地衿に別布をつないで仕立てます(左の黒い生地)。掛け衿を付けるのでこのつないだ部分は隠れるのです。仕立て替えの着物は、見えないところで工夫が必要になってきます。

余談ですが、着物は四角い生地をほぼ直線に縫って作られています。仕立て替えの時、見頃の前後を替えて、痛みやすいお尻の部分や膝の部分の位置を替えて仕立てるのです。この着物のような紬は裏表をひっくり返して仕立てることもします。長く使えるように考えて、痛み部分や、焼け部分などを隠して仕立てるのです。しかし、この着物は、繰越位置に肩空きを作っているので、もう前後の取替えは出来ません。裏表のひっくり返しは出来ますが~。

# by tsubara_tsubara | 2010-04-09 20:31 | 和裁のお稽古

単を~   

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三月は自分の都合と先生のご都合とでお稽古は一回のみ。宿題も済んで、する事もないので、暇暇に単を仕立てることにしました。
お茶のお稽古に着物は必要です。普段着っぽい着物もあると便利。それで、ご先祖様の着物を仕立てかえることにしました。紬のような感じの生地です。塵除けにでも~、と考えていた着物ですが、今回単にします。

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ヘラ付けをし、お袖を縫いました。ご先祖様の着物は全て着丈や袖丈が短く、身長が高い私には、少々工夫をしなければならないところがあります。この着物は衿の生地が足りません。掛け衿を本衿に継ぎ足し、掛け衿は見せかけにします。
お袖を縫って、背縫い、脇縫い、おくみ付けをミシンで縫いました。私が着た後、再び仕立てかえることはないでしょう。生地がしっかりしているので、この様な方法を取りました。

# by tsubara_tsubara | 2010-03-25 21:01 | 和裁のお稽古

衿付け   

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衿付けをしました。写真はもう綴じる段階になっていますが、ここへ至るまでには、三つ衿芯を入れたり、衿の中に包む部分を落ち着くように仕付けで綴じたりします。衿を出来上がった状態に待ち針で止めつけます。

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衿付け止まりの部分です。衿先の止めをするために、同じ位置を待ち針で止めておきます。

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止めが終わった状態です。ピンクの待ち針が止めの位置と同じです。今回はコートなので、着物とは違った形に仕上げます。直角の位置(ピンクの待ち針)より、3センチ上に上がったところ(白の待ち針)が仕上がり位置です。

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定規を斜めに置いて、ヘラをし、止めの所から縫いますが、残り二針分縫い残します。

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衿先を折り返し、裏衿部分に止めておきます。

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余りの部分もきれいに畳んで衿の中に入れ、綴じていきます。衿先の出来上がり、斜めに上がって着物とは違った形に出来ています。

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先日作った飾紐を少し変えました。花芯の部分を赤紫の生地で作りました。この方がはっきりとしてかわいいかなぁ~。
実は先週のお稽古の日、この飾紐、人気があって皆の間を回っている内、一つ見えなくなってしまいました。きっと誰かの教材に紛れ込んでるのだろうと思ったけど、作りました。そんなこともあって花芯の部分の色を変えてみました。
次回のお稽古、四月なんですが、いよいよ紐を付けて出来上がりです。紐の位置も重要なので先生に見ていただきながら付けましょう。

# by tsubara_tsubara | 2010-03-21 23:16 | 和裁のお稽古