カテゴリ:和裁のお稽古( 64 )   

再び法衣   

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再び法衣を縫っています。和裁先輩が縫う予定だった法衣を、私が縫っているのです。しかも二人分。4枚目ともなるとちょっときれいに出来上がっています。袖の丸み。

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男子の着物は袖の振りを縫いつぶしてしまいます。人形と言うのですが。生地の縫い端のたたみかたがあります。その部分です。

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同じく人形部分の始末です。重なった部分のみちどり掛けで縫い付けます。

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ひっくり返すと人形の出来上がりです。角がしっかりと出来ました。

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袖付け。肩山から前後に10センチほどちどり掛けをします。袖を通す時、スムーズに着れる様にします。

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袖付け部分に笹縫いをします。袖付けが痛まないためにします。
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by tsubara_tsubara | 2010-05-15 20:15 | 和裁のお稽古

道中着と単   

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道中着はこのように出来上がっています。飾り紐部分です。花の中心の色を変えて良かった。母の着物が私のコートに生まれ変わりました。この道中着は秋まで出番を待つことになります。

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次に縫っていた単も出来上がりました。お茶のお稽古に着て行った時の帯合わせです。博多帯献上柄です。独身時代の帯ですが、実はこの帯、リバーシブルなんです。その時代このような帯が流行りました。献上柄の反対は、正統な柄なんです。私は主に正統柄を締めていました。だから献上柄を締めるのは、ほぼ初めてと言っても良いくらいなんです。今の時代の博多帯と違って、丁寧に織っています。締め具合もとても良い。着物が地味なので、この帯も似合いました。
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by tsubara_tsubara | 2010-05-06 19:19 | 和裁のお稽古

単、衿付け   

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これは襟肩空きの補強に使うものです(下が完成形)。2寸四方の生地を正バイヤスに折り、それを5分の巾に切り、その中心を小針に縫って、ちぢめる。バイヤスを生かして、輪の方をこてで伸ばすと下のようなものが出来る。私達お稽古仲間では、これを ”ぎょうざ” と名付けています。

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着物の裏、襟肩空きの部分に絹しつけ糸で縫いつける。右が後、左上の仕付け糸でとじている部分は、前回この着物が袷として仕立てていた時の襟肩空きの位置です。今回は繰越部分に襟肩空きをあけています。この仕立て方法は、着丈が短い時にする方法です。丈がほんの僅か長くなります。

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衿を付けました。右が前身ごろです。昔の着物は掛け衿など短く仕立てていましたが、現在は2寸ほど長く仕立てます。そうすると、衿の生地が足らなくなり、この着物のように地衿に別布をつないで仕立てます(左の黒い生地)。掛け衿を付けるのでこのつないだ部分は隠れるのです。仕立て替えの着物は、見えないところで工夫が必要になってきます。

余談ですが、着物は四角い生地をほぼ直線に縫って作られています。仕立て替えの時、見頃の前後を替えて、痛みやすいお尻の部分や膝の部分の位置を替えて仕立てるのです。この着物のような紬は裏表をひっくり返して仕立てることもします。長く使えるように考えて、痛み部分や、焼け部分などを隠して仕立てるのです。しかし、この着物は、繰越位置に肩空きを作っているので、もう前後の取替えは出来ません。裏表のひっくり返しは出来ますが~。
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by tsubara_tsubara | 2010-04-09 20:31 | 和裁のお稽古

単を~   

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三月は自分の都合と先生のご都合とでお稽古は一回のみ。宿題も済んで、する事もないので、暇暇に単を仕立てることにしました。
お茶のお稽古に着物は必要です。普段着っぽい着物もあると便利。それで、ご先祖様の着物を仕立てかえることにしました。紬のような感じの生地です。塵除けにでも~、と考えていた着物ですが、今回単にします。

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ヘラ付けをし、お袖を縫いました。ご先祖様の着物は全て着丈や袖丈が短く、身長が高い私には、少々工夫をしなければならないところがあります。この着物は衿の生地が足りません。掛け衿を本衿に継ぎ足し、掛け衿は見せかけにします。
お袖を縫って、背縫い、脇縫い、おくみ付けをミシンで縫いました。私が着た後、再び仕立てかえることはないでしょう。生地がしっかりしているので、この様な方法を取りました。
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by tsubara_tsubara | 2010-03-25 21:01 | 和裁のお稽古

衿付け   

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衿付けをしました。写真はもう綴じる段階になっていますが、ここへ至るまでには、三つ衿芯を入れたり、衿の中に包む部分を落ち着くように仕付けで綴じたりします。衿を出来上がった状態に待ち針で止めつけます。

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衿付け止まりの部分です。衿先の止めをするために、同じ位置を待ち針で止めておきます。

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止めが終わった状態です。ピンクの待ち針が止めの位置と同じです。今回はコートなので、着物とは違った形に仕上げます。直角の位置(ピンクの待ち針)より、3センチ上に上がったところ(白の待ち針)が仕上がり位置です。

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定規を斜めに置いて、ヘラをし、止めの所から縫いますが、残り二針分縫い残します。

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衿先を折り返し、裏衿部分に止めておきます。

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余りの部分もきれいに畳んで衿の中に入れ、綴じていきます。衿先の出来上がり、斜めに上がって着物とは違った形に出来ています。

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先日作った飾紐を少し変えました。花芯の部分を赤紫の生地で作りました。この方がはっきりとしてかわいいかなぁ~。
実は先週のお稽古の日、この飾紐、人気があって皆の間を回っている内、一つ見えなくなってしまいました。きっと誰かの教材に紛れ込んでるのだろうと思ったけど、作りました。そんなこともあって花芯の部分の色を変えてみました。
次回のお稽古、四月なんですが、いよいよ紐を付けて出来上がりです。紐の位置も重要なので先生に見ていただきながら付けましょう。
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by tsubara_tsubara | 2010-03-21 23:16 | 和裁のお稽古

飾り紐作り   

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道中着には紐が必要です。専用の飾りつき紐が売っているのですが~。今回は生地の余りがあるので手作りします。仕事の都合で和裁のお稽古を二週間休む事になりました。その間にちょこちょこと…。まず2センチ巾のバイヤスで紐を作り、花びらの一片6センチ間隔に待ち針を打ちます。

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待ち針のところを縫って花びらを作ります。11片の花びらを考えています。

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縫い縮めました。ここはしっかりと縮めます。左にあるくるみ釦を中心にする予定です。

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11片、1片3センチの飾り花が、二つ出来上がりました。

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衿が付くのを待つばかりの道中着と、用意した飾り紐です。お花状のものに長く紐を付けて結ぶのです。簡単に出来て予想以上の出来栄えに満足の私ですが。バイヤス紐をひっくり返す作業にとても時間がかかり、苦心しました。結び紐は長く必要です~。
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by tsubara_tsubara | 2010-03-08 13:26 | 和裁のお稽古

袖が付きました   

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いよいよ袖を付けます。袖を見頃肩に入れて、袖付けの止めをします。しかし袖の止めの写真を撮るのを忘れました。仕事の流れがあって、ついつい先へ進んでしまいます。袖の止めは私もまだ自信がありません。以前習った方法と違うので、毎回ノートを見ながら行っています。

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止めが終わると、袖側から縫いつけていきます。身頃は折り付けをします。縫い代を袖側に折るのですが、身頃の縫い代は折り付けをすると身頃側に折れるので、自然な感じで袖が付きます。

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右袖が付きました。袖に横向きの仕付けがあります(水色糸)。これは右を意味する仕付けです。では左は?立て向きに仕付け糸で縫うのです。おくみだとか前身ごろなどもこの標を付けて区別します。柄合わせなど行った時に付けてしまいます。
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by tsubara_tsubara | 2010-03-07 23:02 | 和裁のお稽古

  

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袖裏に袖口布を付けます。コートや羽織の袖口布は表布と同じ生地なので、回し付けをしないで、ちどり絎けをします。(袖口布の右端部分)

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袖表布と裏布とを合わせます。袖付け止まり、表布はヘラの通り、裏を一分ほどつらせて待ち針を打つ(左緑の待ち針)。表布を充分ゆるめる。

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そこから二分離して、表布は端から三分のところ、裏は端から二分五厘のところを待ち針を逆に打つ(赤の待ち針以下同じ)。袖口のふきを作るために表と裏の差をつける(通常の着物は一分の差)のだが、羽織やコートは、ふきを作らないので差を五厘つける。

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縫った後、こてを掛けてきせを付ける。表のほうに折り返しこてを掛ける。

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次に、裏に掛かったこてのあとを消すため開いてもう一度こてを当てる。

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袖口の止め。表布ヘラの位置に糸を出し、針一本上の裏布をすくう、この時、袖口布と裏布を一緒にすくう様気をつける。裏布両方同じ量をすくったら、表布袖底に向かって2ミリすくう、一番初めに糸が出ているところ、2ミリ下に糸を入れる。
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糸を良くしごき、固く結んだら、三センチほど糸を撚って切る。袖口の止めが出来たところ。

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袖口下を縫います。右袖は裏布側から、左袖は表布側から縫う(写真は右袖)。裏布は2~3針返し縫いをし、袖口布の位置の倍縫う。表布は袖口の止めから真っ直ぐ、3センチ返し縫をし、裏布と同じ量縫う。

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袖口下のこての掛け方。裏布は、袖口布の部分まで開く、その後は自然に斜めに折る(手前の布)。表布は自然に斜めに折りこてを掛ける(奥の布)。

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袖の丸み。このコートは着物の仕立替なので、着物の時に袖丈が短かったこともあって、袖の丸みを二寸にしました。厚紙で型を取り、ヘラをし、丸く縫って、その一分上を同じように丸く縫う。

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絞って袖の丸みを作り、布の端を丁寧に畳む。糸で仕付けをし、袖裏に留めつける。左右の袖とも、裏の方に折り曲げて、丸みを作る。こてを当てる時は表布に当たる事になる。日本手ぬぐいを湿らせて、丸みにあて、こてを当てると丸みがきれいに出来る。

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絹しつけで内袖に仕付けを掛ける。丸みが大きい時は細かく仕付けをする。

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袖口に厚紙で作った型をはめて、こてを掛ける。日本手ぬぐいを湿らせて、丁寧にかける。袖口のふきの部分は掛けない。

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袖の出来上がり。
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by tsubara_tsubara | 2010-02-10 10:50 | 和裁のお稽古

道中着   

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法衣の次は道中着を縫うことにしました。着物からの仕立て替えです。生地は絹には間違いないのですが~。どうも紬のような手触りです。扇面のような、花柄のような模様を染めで型押ししているように見えます。↓写真のように裏は糸が渡っていて、一見織にも見えるのですが、何しろ母の着物だったので詳しいことは分かりません。

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羽織、道中着、道行きなどの仕立て方法は、襟肩空きを中心に、表布の上に肩裏(裏布)を重ね、着丈より長い部分を裏に折り返す。襟肩空きの部分と、両側の裾の折り返し部分は斜めしつけで表布と裏布を動かないようにとめておく。

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へらの準備として、布はをそろえる意味で仕付け糸で縫っておきます。下準備をしっかりしておくと後の作業がスムースに運びます。ヘラがすんだら、切りじつけをします。オモテウラ8枚から12枚も重なっているので、へらが通りません。このような準備を重ねて、いよいよ縫う作業に入ります。
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by tsubara_tsubara | 2010-01-25 22:45 | 和裁のお稽古

法衣   

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法衣が出来ました。24日の法事の時に差し上げます。白はとてもきれいな色です。清潔、清純、清廉、こんな表現がピッタリな色です。初めて法衣を縫いましたが、柄がなく、色もないので技術の確かさが必要だと思いました。絎けやまつり、褄の額縁など難しくないところでも、丁寧に丁寧にと心がけて縫いました。

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初めて男物の着物を縫いました。女物と一番の違いはお袖の振りが違います。人形と言って、縫ってしまいます。

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こんな風に~。女物はこの部分は空いています。

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袖付け部分の補強に、他の生地を縫い付けています。お坊さんの仕事着なので洗濯もきくように~、と背縫い、脇縫い、おくみ付けはミシンで縫いました。
大変喜んでいただいて恐縮でした。
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by tsubara_tsubara | 2010-01-23 20:55 | 和裁のお稽古