四つ身の着物
2008年 05月 29日
孫の四つ身浴衣を縫い始めました。今日はヘラ付けをし、背縫い、つまみおくみ、肩当などを教えて頂きました。裏に返っている部分がおくみ部分です。後身頃中央から襟を取りましたので、前身ごろの巾が広い部分がおくみとなります。
背縫いは袋縫いをしました。表を出して1分の縫い代で縫い、返して3分の縫い代で縫います。肩当は、新モスで作ります。端を端ぶせ縫い。背縫いに綴じつけ三点留めをして、身頃と離れないように仕付けでとめておきます。
袖のヘラ付け。袖は大正袖、たいしょうそで、と耳で聞いた言葉を漢字に直しましたが、男の子のお宮参り着のそでは、袖口から下を縫っていません。このような袖の事を、大名袖と言います。この事からしても、たいしょうそでは、大将袖と書くのかもしれません。
孫は今年の9月で4歳になります。この位の年の子供は、身八つ口も開けるし、袖の形も少し違うんだそうです。
孫二人に違う布で浴衣を縫うように用意しましたが、先生の苦心の布利用術で、お兄ちゃん用の模様から兄弟二人の浴衣が取れる事になりました。それでこの模様の生地では甚平さんを作ってどうかと、考えています。兄弟が同じ模様を着るのはかわいいけど、下の子供はお下がりで又同じ模様を着る事になるので、迷いましたが、可愛さを取りました。
by tsubara_tsubara | 2008-05-29 19:58 | 和裁のお稽古