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訪問着   

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訪問着を作っていたのですが…。なんと衿先の止め辺りからしか写真がありません。坂田藤十郎さんのデザインの訪問着ですが、全体の写真を撮っていません。又の機会に~。

訪問着と言うことで、本仕立てをお稽古しました。
本仕立てとは:表と裏と別々に二枚の着物を縫うように作業を進めて出来上がると、裾を作ります。それから背縫い、脇縫い、衿など、中綴じをして一枚の着物に仕立てるのです。

じゃ今までの仕立て方(この方が一般的)とは:表裏別々に塗っていって、衿を除く部分を縫い上げたら、裾綴じをします。次に中綴じをし、褄、袖付けなど等仕上げて、最後に衿を表裏一緒に縫って出来上がり。
したがって衿先の止めが大きく違います。上記の写真は正にその部分、本止めをしているところです。

1、表、衿先縫い止めから2ミリ先に針を入れる、身ごろ下からきせ山へ。
2、衿、下からきせ山へ。
3、裏衿、きせ山から下へ。
4、裏身ごろ、きせ山から下へ。
5、1、の糸端と結んで撚って出来上がり。

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衿の中の始末。衿の中には、身ごろ、おくみ、三つ衿芯など、色んな端布が重なっています。それを折り合いよく整えて、衿縫い代部分に綴じて、出来上がったときに中が動かないようにします。

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最後に衿下を綴じて出来上がりです。褄をきれいに整え、綴じて行きます。上前裏部分です。

# by tsubara_tsubara | 2010-12-19 09:06 | 和裁のお稽古

塵除け二点   

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更新が止まっていました。前回の道中着は…?まだ出来ていません。この間、他の作品に取り掛かっていました。
まず、塵除け。塵除けとは着物全体を覆うような上着です。上の写真の物は紬の着物のリフォームです。お袖を普通の形にしているので、お出掛けの時、特に車に乗ってシートベルトをする時など、着物を保護するのに役立っています。
若い頃着ていた紬で作りましたが、その頃着ていた私の着物は何故か着丈が短くて…。もっとも昔の着物は着丈が短いと決まっていますが、多分腰紐の位置が今と昔では違っているのでしょう。とに角このまま着物に仕立て返しても、私の娘達にも短い着物になるので、思い切ってはさみを入れました。
七五三で着物を着た娘用に作りました。小さい子供と一緒の時など、着物を汚す心配から守ってくれます。

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これはウールです。これも塵除けですが、袖口を絞っています。お茶水屋仕事の時使う物です。
母は久留米絣で作って、家事の時に着ていました。久留米絣でも作ろうと準備しているのですが~。久留米絣の藍が着物にうつらないかとちょっと気になります。まぁ~、普段着用にするといいかもしれませんが~。

# by tsubara_tsubara | 2010-12-17 23:33 | 和裁のお稽古

暑い間のお稽古は?   

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絽の訪問着を縫って、次の教材はご先祖様の羽織をコートにリメークします。ろうけつ染めの羽織です。生地もしっかりしてるしコートには向いているかも知れません。ご先祖様の着物類はなるべくリメークして役立てたいと思っています。
お袖が出来ました。

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ポケモン柄の生地を妹が持って来ました。私は昔からある男の子用の、とんぼ柄、格子、井桁などが好きです。でも孫達は生地を見るなり、キャラクター名を叫んで非常に気に入った様子。娘や婿に相談して、甚平さんに仕立てました。幼稚園の浴衣祭りに着て行ったらしく、とても喜んでくれました、孫二人が~~。

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和裁先輩から頼まれて、日本舞踊の衣装を縫いました。別に変わったところは無く、袴を着るので着物丈が短くて良いそう~。男物に仕立てています。男踊りをするそうです。
こんなことばかりしていて、私のお仕事は捗っていません。まぁ~、涼しくなったらやる気が出てくるでしょう。

# by tsubara_tsubara | 2010-09-01 20:54 | 和裁のお稽古

出来上がり二点   

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連日の猛暑。でも和裁のお稽古は続いています。ちょっと宿題はさぼり気味なんです。その理由は、暑さとこの蚊絣を私用に仕立てていたからです。男性の夏のお着物の代表格、麻の蚊絣です。

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これは私の母が主人にと、仕立て替えていたものです。元々はご先祖様どなたかのお着物だったのでしょう。しかし主人も一度も袖を通さないまま、今に至って、黄ばんでいました。麻の蚊絣は今では、作り手もいなくなったそうです。もっとも着る人もいないくなりましたが。それならばと仕立て替え、お茶のお稽古に着て行ってます。
古いものでも、ちょっと黄ばんでても、麻は麻。自然の素材は涼しくて、着ていて気持ちが良い~。この夏、まだまだ出番がありそうです。

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この絽訪問着も出来上がりました。地色のピンクがとても好きです。品物も良いので手に触るとつるん、しゃりん、この様な感触が心をときめかします。

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出来たら私が着たい…気持ちなんです。実は出来上がって鏡の前で着て見ました。もちろん自分の顔は写さず…、着物ばかり見ていましたが~。娘達が袖を通す機会はあるのでしょうか~。まぁ、私のお稽古の為に作ったものですが…。

# by tsubara_tsubara | 2010-08-05 23:33 | 和裁のお稽古

掛け衿   

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掛け衿が付きました。
掛け衿は、地衿と一緒に縫ってしまう方法と、掛け衿を後から付ける方法があります。私の着物は全て、後者の別掛け衿にしています。この方法だと掛け衿が汚れた時、外して洗ってもらうことが簡単に出来ます。

衿も出来上がって、今から袖を付けるところまで出来上がりました。

# by tsubara_tsubara | 2010-07-17 20:20 | 和裁のお稽古